2016.03.30 1人で展覧会巡り

昨日は1人で展覧会巡りをしてきました。

ギャラリー冬青の「北桂樹写真展・Ma'ni」は街灯をモチーフにしたモノクロプリントです。最終日に間に合いました。
直線と曲線の抽象的な画面構成の作品ですので、もちろん造形的に面白いということもありますが、私にはとても暖かな人間味が感じられました。
全体のプリントの質が揃っているのは、撮影条件の統一や暗室処理の統一など、作者のある意味禁欲的な意志が働いていて、ベッヒャー夫妻(http://www.artphoto-site.com/story91.html)の給水塔の作品群を思い出しました。
写真集もありましたが、私には紙が白すぎるように感じ、また余白の幅も額装のマット位あったほうが好ましく感じました。
ギャラリーオーナーのブログ(http://tosei-sha.jugem.jp)に、31点の作品がコレクターの方の所に渡されたということ書かれていましたが、写真作品がファインアートとして浸透としていくことはとても喜ばしいですね。
それから、ギャラリーと作家の素晴らしい出会いがこの展覧会になったというのもとても嬉しいお話です。

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ギャラリー・アートアンリミテッド「マイケル・ケンナ 日本の形」は、私の大好きな作家の新しい写真集刊行に合わせて開催されたものでしたが、過去の作品も展示してありました。
写真集も欲しかったですが、高くて(12,960円)買えませんでした。(;_;)

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車を東京ミッドタウンに駐車したので、FUJIFILM SQUARE「水越武写真展・真昼の星・第一部天と地のあいだ・日本アルプス」も予定外に観る事ができました。
存在していても見えないものを撮影し、プリントで表現されているという事が強く伝わってくる作品でした。4月1日から始まる「第2部・いのちの聖域・原生林」もぜひ観たいと思います。

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Akio Nagasawa Gallery「沢渡朔・Nadia」は、作家がこのシリーズの全てのネガを見返し、現在の視線で今後に残したいと考えるものを新たにセレクトしていて、そのため未発表作品が多数展示されているということでしたが、写真は撮ったその時で終わりではなくて、作者が人生を重ねることで、新しいセレクトが生まれるのも興味深いです。

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今回もモノクロ作品ばかり観てきましたが、最後に観たソニーイメージングギャラリー銀座「山田久美夫作品展・Flower・Light returns to light」は、心から美しいと感じられる光と色の世界でした。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/exhibition/20160310_747668.html
3台の4K HDR TVで映される作品は、隣の部屋のプロジェクターで壁面に大きく投影したものとは、歴然とした差があり、作者の意図をとても伝えていると思いました。
https://www.facebook.com/kumio.yamada.7
山田さんがfacebookにコメントしていらっしゃるのが、私も日頃感じていて写真教室の生徒さん達にもお話していることで、これは写真を撮る方全てにとても参考になるので山田さんのご許可を頂き以下に転載させていただきます。

・・・以下転載
3月31日の最終日も目前。 
終盤になって、次第にご来場される方が増えており、さらに、何度もご来場いただいている方も多く、ほんとうにうれしい限りです。
今回の展示作品についてのご質問で多いのは、どこで、どんな風に撮影しているのか?という点。 
正直なところ、半分くらいは自宅玄関前のプランター。それ以外のものも、数枚をのぞき、近くの公園や最寄り駅あたりで撮影しています。 
しかも、撮影はすべて手持ち撮影です。
このようなお話をすると、大半の方は驚かれるのですが、お歳を召して、大量が衰えつつある方から、「それなら、これからも楽しめますね!」というお言葉をいただき、とっても喜んでおられたのが印象的。 
やはり、風景などは、どこかに撮影にゆかないと・・・というイメージが強く、お花についても、きれいにたくさん咲いている名所のゆかないと、いい写真が撮れないと思っておられる方が、意外なくらい多いもの。 
けれど、今回のような等倍前後のマクロ撮影であれば、身近に、きれいなお花があれば、比較的簡単に撮れるもの。しかも、近場であれば、光や天候も、比較的自由に選べます。
そして、なによりも、一番キレイなタイミングで撮れるという点も大きな魅力ですね。 
また、身近で撮れることがわかると、普段、あまり注意深く見ていない、路傍の花にも、自然と目が行き、いろいろなものに関心が持てるようになります。
実は、写真を通じて、身近なものに関心を持つことは、とっても素敵なことだと思っています。 
実際、写真をやっていないと、天候や空の雲、お花の咲き具合などに関心をもつケースは意外に少ないもの。 
その意味では、身近なものを撮るようになるだけで、いろいろな物事に、関心を持ち、好奇心を持ってみるようになり、とても心豊かな気持ちで生活することができるようになります。
もちろん、絵になる風光明媚な場所で撮ることは、とても楽しいこと。ですが、自分で、自分の目で、身近なもののなかに、美しさを発見することができるようになれば、もっと自分のペースで楽しめるようになります。
そんな視点が持てるようになれば、たとえ、カメラを持ち歩かなくても、好奇心を持ち、心豊かな生活が送れるようになる。 
もし、今回の作品展が、そんな目を育てるきっかけになってくれたら、とってもうれしいなぁ~と思う次第です。」
・・・転載以上
 
写真で心豊かな人生を送れたら、素晴らしいですよね。
山田さんのワークショップを、プロですが受講させていただけませんでしょうかとお尋ねしましたら、秘密にすることは何もありませんのでぜひどうぞと言っていただきました。

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帰りに甲州街道で新宿を通りましたら、南口がすっかり変わっていました。
高速バス乗り場も4月4日(月)からこちらに移転するそうです。

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あと、先日のCP+で見つけたレンズ付きモノクロフィルムをヨドバシカメラで買ってみました。テストして使えるようだったら、暗室体験の時に利用しようと思います。

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写真家小嶋三樹のブログです。
山梨県南巨摩郡富士川町で写真塾と写真教室をやっています。

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