カメラとレンズのフルメンテナンス

何かと多忙でブログに載せるのが遅くなりましたが3月末に大阪へ出張した時に、ずっと気になっていたカメラとレンズのフルメンテナンスをPDA GALLOPさんに依頼しました。
ホテルの駐車場に車を置いて地下鉄で肥後橋まで行きそこからは徒歩で行きましたが、会社のすぐ前にライフ土佐堀店が有りましたのでここへ駐車すればよかったです。
こちらへは初めて伺うのですが、キャノン専門のプロ修理会社として知る人ぞ知る会社です。

本当に丁寧な説明と対応をしていただき、9時にお伺いしてからつい時間を忘れ、気がついたら12時半になっていました。
お忙しいところ長居をしてしまい申し訳ない気持ちですが、修理やメンテナンスの為に、微差僅差もおろそかにせず、カメラマンの話にも耳を傾けて機材調整の可能性を探っていくというように、プロセスを大事にして取り組んでいらっしゃる姿勢を好ましく思いました。

私とのご縁は、2013年10月に私が24−105のレンズをCPS(Canon Professional Support)に修理を出した時に納期が2週間もかかることをfacebookで嘆いたところ、PDA GALLOPの山下亮さんから修理に関するアドバイスのメッセージを頂いたのが始まりでした。
故障の症状から絞りユニット不良のようであり、それなら中2日で修理できるというお申し出を頂いたのですが、その時は仕事に支障があるので、既に代わりの新しいレンズを購入しており、お願いをすることができず残念な思いをしました。

PDA GALLOPさんに注目したのは、修理の納期だけではありません。
修理の他に、メンテナンスに力を入れていらっしゃるというところです。
壊れる前に、普段から機材をベストな状態にチューニングするというのは、考えたら当たり前ですがこれまでそういう発想はありませんでした。

何より山下さんがfacebookにお書きになった「メンテナンスの必要性についてVol.1&2」、「ピントマッチングの基本Vol.1&2」「マッチングのズレ量のお話」「ピント・マッチングのお話」「CFカードのお話」は目からうろこの内容でした。山下さんのfacebookにはその他にも意外と知らずにいる大切な事が沢山書かれていますので、キャノンユーザーに限らず、ぜひタイムラインをさかのぼって読んでみていただきたいと思います。
山下さんのご了解をいただきましたので一部をご紹介させていただきます。






















☆ CFカードのお話(この記事は公開設定が友達の友達までになっていてリンクできなかったのでコピーしました。)

先日、あるお客様からこの様なお問い合わせを頂きました。

「カメラが立て続けに壊れました〜。1Dsmk3 はCFカードを入れたらエラー
、5Dmk2はシャッター切ったらエラーが出ます・・・」

このお客様はそれ程極端にシャッターを切る方ではないのを知っているので、
二台同時はおかしいなぁと思いました。

そこで、
「5Dmk2からカードを抜いても切れませんか?」
とお聞きすると「切れた」との事。ムムッと来たので

「最近変なCFカード無かったですか?」
とお聞きすると、画像が壊れてしまうカードがあり廃棄したとの事。

二台を引き上げ、点検してみると1Dsmk3のCFスロットの中のピン1本が無くなっていて、カメラ内部に混入していました。

5Dmk2はピンは大丈夫でしたが基板が壊れていてCFカードを入れるとエラーが出る状態。
1Dsmk3はCFユニットとメイン基板の交換、
5Dmk2はメイン基板の交換で改善致しました。

故障の原因は恐らくこうです。
まず、1Dsmk3のCFのピンが若干曲がっていた、
もしくはCFカードのピン穴が変形していた事により、
1Dsmk3にCFカードを刺した際にピンを押し込んだと思われます。
そのピンはカメラ内部に混入、基板に接触してショート。
ここで1Dsmk3は壊れたと思われます。

この際、カード側もカメラのショートにやられたか、
もしくはピンを押し込んだ際にカードのピン穴が壊れ、
ピン穴の内部が接触してショートしたかの理由により
壊れたと思われます。
ここでカード内の画像も壊れている筈です。

その後、このカードを5Dmk2に取り付けた事によって5Dmk2の
カメラ側の基板が破損し、ピンなどの物理的な破損では無く、
基板の電気的破壊によって5Dmk2も壊れたと言う訳です。

CFカードはカード自体に電源を持たず、カメラからCFピンを経由して電源を供給され動いています。
なので、CFピンのどこかの二本はプラスとマイナスのピンが付いている事になる訳で、それらのピンが接触すると「ショート」してしまいます。

又、逆に言いますとカードのどこかの穴がプラスで、
どこかの穴がマイナスと言う事です。

電源を経由する機械が壊れると、お互いを壊し合う事が起きるので、
カードがカメラを壊す可能性は十分あると言う事です。

又、カードが濡れた、又はポケットに入れていて洗濯してしまったのだが使えるかどうかカメラに入れて試してもいいですか?とのお問い合わせを頂く事がありますが、これも上記の話を考えれば絶対にダメです。

内部が錆ていると、プラスとマイナスが錆でくっ付いている可能性があり、カメラに入れ、電源を入れた瞬間にショートしてカメラもカードも壊れてしまうと思います。

怪しいカードはすぐに二軍に降格、もしくは破棄して下さい。
何と言ってもデータあっての物種!、初動の早さが被害を最小限に食い止めます。

又、カードのピン穴が潰れていないか?CFのピンが曲がっていないか?を時々目視でチェックして下さい。

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いかがでしたでしょうか。
オフィスでは、いくつかの測定機器を見せていただきながら説明をしていただきました。
これまで、なんだか気になるがこんなものなのかなと思っていた所を、目の前でレンズの芯ズレ、片ボケなどの精度をチェックしていただき(私は写真を撮っていませんが、山下さんの2月9日ところを見ていただくとその様子をリンクした写真が有りますのでご参照下さい)、まさに目に見える形で状態や調整について説明いただき、ほんの僅かな誤差ではあったけれどやっぱりそうだったんだということが確認できたことによって、これから安心して撮影に集中出来るというのは何より有難いです。

そして、調整修理完了品とともに、修理票、精度診断票(カメラ)、精度診断票(レンズ)、ピント・マッチングカルテ、が数日で送られてきますので、自分の機材の状態のビフォー・アフターと調整内容が詳細に把握できるのも嬉しいです。

それでは私が今回依頼した5Dmk3、7D、EF16-35 2.8LⅡ、EF24-70 4L、EF24-105 4L、EF70-200 2.8LⅡ、EFS15-85 3.5-5.6、の精度診断票とピント・マッチングカルテを以下に公開しますので参考に御覧下さい。

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伝票を留めていたクリップ。(おまけ)(^o^)
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(追記)
先々週、取材で数日地方に行っている時に突然カメラがいうことを利かなくなり、取材撮影中で時間のない中ちょっとパニックになりそうな時山下さんに電話相談をさせていただき、数分後には折り返しの電話で解決することができました。
お忙しい所突然の電話にも誠実に対応していただき、本当に助かりました。
改めて御礼申し上げます。有難うございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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写真家小嶋三樹のブログです。
山梨県南巨摩郡富士川町で写真塾と写真教室をやっています。

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